こんにちは、ケロクマです。
トップ選手って、みんなきれいな射形で当たってて自分もあんな風に射ちたいな〜。それに、当てるためには綺麗に射てば当たるような気がするぞ!よし!射形をきれいにしよう!
ちょっと待った〜!!きれいな射形=当たると思っていませんか?!実は、この2つには違いがあります。もしこれを知らずに練習しているとただ射形がきれいなだけで終わってしまうかも…。今回はそうならいためにどうしたらいいのかお伝えします!
このブログではアーチェリー歴7年、日本代表選考会や全日本選手権に出場経験のあるケロクマがアーチェリーが上手くなりたい、上達したい方に向けて自らの経験を元に発信しているブログです。
基本的な形はあるとはいえども、人によって少しずつ違う射形。トップ選手のほとんどが射形が綺麗でかつ当たっていますね。
すると、綺麗な射形=当たるという考えになっていませんか?
確かに間違いではありません。しかし、厳密に言えば綺麗な射形と当たる射形は違います。
世界には
射形がきれいなのに当たっていない人
特にきれいなわけではないけどトップ選手として活躍している人
この2パターンが存在します。
今回は、
✅きれいな射形=当たるというのは違う
✅当たる射形とは?
ということについてお話ししていきます!
このブログを読むことで得られるメリット
✅射形に対する悩みが減る
✅きれいな射形=当たる射形ではないことがわかる
✅当てるための射形には何が必要かがわかる
それでは早速内容に入っていきましょう!
きれいな射形=当たる射形じゃない

この理由は簡単で、
- きれいな射形は絶対当たるというわけでない(世界中にはきれいな射形で射っていても当たってない人は沢山いるから)
- 試合はどんな射形だろうと当てた人が勝つから
です。
だって、競技の中にフィギュアスケートのように美しさを競う要素もなければ、射形がきれいじゃないからと言って点数が減点されるなんてこともないですよね?
点数を1点でも多く射った人が勝つのがアーチェリーです。(極論)

アーチェリーは点数を競うスポーツです。勝つためには当たる射形でいかないと負けてしまいます。
そのため特に射形にきれいさを求めるということは極論必要ありません。
大切なのは、当てるために自分の射形を磨き当てる射形にしていくことです。
トップ選手の射形を見ると皆さんとてもきれいですよね。
なぜ、トップ選手の射形がきれいに見えるのか考えたことはありますか?
- 当たってるから
- 一定して射つことができる射形がきれいにみえるから
完全に視覚的なものでしかないですが、やはり当たっているからというのが大きいです。
もし、どれだけきれいな射形で射ってても当たってなければ勝てないし、周りから見てもあの人は射形がきれい。終わり。ということなんですよね。(厳しいですが…)
これは聞いた話ですが、世界には射形がきれいでも当たってない人は沢山いる。一方で変な射形でも当たってる人がいる。
この2人の違い、わかりますか?
答えは、
✅きれいな射形を求める→きれいな射形で射つことにこだわりがある、もしくはきれいな射形で射てば当たると思っている
✅変だけど当たってる→その人にとって打ちやすいかつ一定しているから当たってる
という実はとても単純なものなんです。ただ、これが簡単にできないからこそみんな苦労するんです…。
⚠️注意⚠️
誤解を防ぐためにもここで注意点があります。
じゃあ変な射形でも当たってたら何でもいいのかというとそれはまた違います。
トップ選手は例え変な射形であっても自分の中で一定して射ち続けられるから当たっているのであり、はなから当たってもいないのに変な射形のまま続けてもそれは当たらなくて当然です。
これを理解せずにやってしまうととんでもないことになるので、これは大前提として頭に入れておいてください。
当たる射形とは

当たる射形とは、同じ射形で射ち続けることができる射形ということです。(一定させることですね)
もしかして、同じ射形で射つ=当たる射形ということ??
実はそうで、同じ射形で射てるということは一定性があるので一定性があれば当たることを考えると同じ射形=当たる射形になるわけです。
ちなみに同じ射形で射つために必要なことはこちらの記事に書いてあります。
ワールドアーチェリーの海外選手を見ているとアンカーが被っていたり、ドローイングをめっちゃ下から持ってきてアンカーに入れてる選手もいます。
でも彼らは外すことなく、黄色に矢が刺さります。
その理由は、
✅その選手の中での当たる射形
✅同じ動作として何回も繰り返しできるから
なんですね。
多少変な射形であっても本人が確実に一定して射てるから当たってるということです。
極論を言ってしまえば、
✅自分の中で同じ射形で射ち続けることができる、
✅かつ当たるのであれば変であろうがきれいであろうが関係ない。
ということです。
ただ、これの本質を理解しないまま
それじゃ、今当たってるし別に修正しなくていっか〜
は違うので、もし頭の中でこうなっていたら上のお話をもう一回読み直してください
きれいな射形がダメと言ってるわけじゃない

一つ勘違いして欲しくないのが、きれいな射形はダメと言ってるわけじゃないということです。
きれいな射形と当たる射形は違うよってことです。
当てるためには、一定させること(同じ射形で射つこと)が大切と言いましたね。
一定させるためには
必ず基準があってその基準に基づいて同じ動作をやり続けるからこそ当たる
のであって、変な射形でも基準も何もなかったら当たり前ですが外れます。基準がなければどれだけきれいに射とうが外れます。(だって毎回バラバラで当たらないから)
当たる射形に必要なこと

当たる射形は、自分が射ちやすくてかつ一定性を保って射てる射形です。
言い換えると、
✅自分にとって打ちやすい
✅一定して射てる射形
=同じ射形で射つことが当たる(試合で勝てる)射形
射形に関しては奥が深すぎるのでまた別のところで深く掘って解説しますが、極論当てるためだけを考えるとそこにつきます。
また、当てるためには一定させる以外にも大切なことがあります。それは基本に忠実に射つことです。
え?!さっき、当てるためには同じ射形で射てって言ったんじゃないん?!
もちろん、それも大切です。でも、それよりも大切なことが基本に忠実に射つことです。
(大事なことなので2回いいました)
何でもそうですが、まずは基本が大切です。基本をなくして上手くなることはありません。
同じ射形と言うことに関しても必ず基本の上に成り立ちます。変な打ち方して当たってる世界のトップ選手でも必ず基本がある上での射形になっています。
じゃあ、アーチェリーでいう基本の形ってなんなの?
アーチェリーでいう基本の形は、射法八節ですね。(下の画像参照)

当てる射形にするためには
✅まずは基本の射形で射つということ
✅その上で自分が一定して射てる射形が出来上がる
の2つをを忘れないでください。
また、ずっと同じように射てるから変な打ち方でも当たってるということもお忘れなく。
ずっと同じように射つためには基準があり、その基準を作るのは基本です。
まとめ
今回は結構難しめの内容だったと思います。また、人によって捉え方も変わる考え方でもあります。
ちなみに、1回読んだだけで今回の内容を理解できると思っていません。何度も読み返すことで理解できることも増えてきます。
今回のまとめ
✅きれいな射形と当たる射形はそもそも違う
✅当たる射形とは、その人に合っていてかつ一定して射ち続けられる射形である。(同じ射形で射ち続けられるということ)
✅必ず基本が根底にあることを忘れない
です。
試合で勝つという意味では当たる射形をしないと当たり前ですが勝つことはできないです。
当てるためには、同じ射形で射つこと、その同じ射形は基本の上に成り立っています。
このことを頭に入れて日々の練習に励んでもえればと思います。
それでは、次回ブログで!
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