こんにちは、ケロクマです。
今回はアーチェリー 歴7年で、高校生の時にUー17(17歳以下日本代表選考会)に出場したり、大学生の時には全日本室内で9位になったケロクマが、『現役時代にやっていた目標設定方法』について解説していきます!

目標達成のために必要なことを書いていかないといけないのはわかってるけど、実際はどんな感じで書いたらいいのかあまりイメージがわかない…。
という方もいると思うので(私が最初の頃そんな感じだった笑)、実際にどんなことをやっていたのか、目標達成するための目標設定方法をお伝えしていきます!
ぜひ目標設定のときの参考にしていただければと思います。
目標設定の細かいやり方などについてのお話はこちらのブログにありますので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください😌
また、あくまでも今回は私自身が目標達成に必要だなと思ったモノを書いているので、これが絶対に正解だということはありません。
むしろ、あなたが目標達成のために必要だと思えば取り入れ、いらないな、もしくはすでにできている場合はやらなくてオッケーです。
目標達成のために必要なこと、やるべきことは人それぞれ違います。なので、あくまでも参考程度に見るということをオススメします。もちろん、これは自分にとっても必要だなと感じたらどんどん取り入れていってくださいね😌
今回のブログを読むメリット
✅実際の目標設定内容を見ることでどんな風に目標設定していけばいいかがわかる
✅目標達成するためにやるべきことが明確になる
✅マンダラチャートの使い方がわかる
それでは早速内容に入っていきましょう!
大谷翔平選手の目標設定シート

実際のケロクマの目標設定シートです。
私が目標設定の時に使っていたやり方が、プロ野球選手大谷翔平選手流の目標設定シートです。
通称:マンダラチャートとよばれるものです。
中心だけ拡大するとこんな感じです。

目標設定シートの中心部分の写真
写真の内容を書き出したものがこちら。
【中心】
オリンピック出場
【周り】
- 体づくり
- メンタル
- 運
- 安定して射つ
- 全日入賞
- 人間性
- U-20に入る(1回生)※20歳以下の日本代表です
- Nチーム(日本代表)に入る(3回生)
今改めて見返すと、なかなか恥ずかしいですね笑
せっかくなので、マンダラチャートの作り方も載せておきますね。
マンダラチャートの作り方
① 紙に縦3マス×横3マス、合計9マスのマス目を書く
② 中心のマス目に、一番達成したい目標を書き込む
③ 目標を書いたマス目の周りのマスに、目標達成に関連することを思いつくままに書く
④ 9マスすべてを埋めたら、目標以外の8マスの中から1マスを選択し、そのマスに記入されていた語句を周りにある9マスのマンダラート中心のマスに書く
⑤ 3を新しいマンダラートで繰り返す。(その課題を克服するために必要なことを思いつくままに書き出す)
このやり方に出会ったのが確か高校3年生になってからです。(曖昧ですみません)
そこからずっと目標設定をする時はこのマンダラチャートを使っていました。この当時の目標設定はオリンピックに出場することでした。(今となっては笑われそうですね笑)
これを書いた当時高校生で今改めてみるとめっちゃざっくりで曖昧なところも多いな〜って感じです笑
大学生になってから新たに作り直したのもありますが見つからなかったので今回はこのままいきます。
ちなみに、アーチェリーを始めたての時はこのやり方ではなく、マンダラチャート式に出会うまでは普通に紙に書き出して目標設定をしていました。

高校2年生の時だったと思います
この当時はまだマンダラチャートを知らずにこれが普通のやり方だと思っていました。
ただ、マンダラチャートを知ってからはほとんどこのやり方で目標設定しています。
ケロクマの目標設定シートの内容
ここからは実際にケロクマが書いた目標設定シート(マンダラチャート)についてみていきます。
どんな目標が書いてあるかと共に、少し解説も入れています。
大目標(マンダラチャートの中心)
→オリンピックに出場
周りの項目
- Nチームに入る(日本代表)
- U-20に入る(20歳以下の日本代表)
- 間性
- 全日入賞(全日本ターゲット選手権での入賞)
- 安定して点数を射つ
- 運
- メンタル
- 身体づくり
大目標と、周りの項目を作成したら次は周りの項目をそれぞれ中心に置いて、それぞれを達成するために必要なことを書いていきます。
Nチーム(日本)に入る(3年生)
・公認記録で660点を2回射つ
・2回生(2年生)でNチーム(日本代表)に入る
・全日本選手権出場
・70mの平均660点
・レッドバッチ獲得
・毎日300本射ち続ける
今考えると、これじゃダメなのがわかるのですが当時はここまでしかイメージできませんでした。
今見ると、あれ?他の所と矛盾してるところあるくない?というところを発見しました笑
もし、今修正するならレッドバッチは「70mで650点を射ってレットバッチを獲得する」とかに書き直します。
また、70mで平均660点もいつまでにといった期限も付け加えます。期限があることでより明確になりますからね。
U-20(20歳以下の日本代表に入る(1年生)
・毎日射ち続ける
・安定して射ち続ける
・70mの平均10月までに640〜650点
・トレーニングを欠かさない
・メンタル強化
あと二つ項目が足りませんが、このマンダラチャートは無理に全て埋めなくてもいいこと、他の項目での被りがあってもいいというルールがあります。
例えば、毎日300本射つという目標が他の項目のところにも入っていても良いということです。
なので、今はでてこなくても後で見返した時に「これ必要だな」と思ったものを追加すれば良いのです。
ここで仮に修正するなら、「毎日射ち続ける」のところに本数を加え、「毎日300本射ち続ける」に変えます。
また、他の項目もざっくりしすぎているので修正するなら
✅メンタル面の強化であれば、何をして強化するのか
✅トレーニングを欠かさないを何のトレーニングをするのか
✅安定して射ち続けるを何を安定して射ち続けるのか
まで書き直します。
人間性
・礼儀
・感謝
・周囲への気配り
・計画性
・マナー
・信頼される人
・積極的→多分積極性と書きたかったんだと思う笑
アーチェリーの目標達成に人間性がいるのか?と疑問に思われるかもしれません。
しかし、この人間性は上手くなる上で欠かせない要素です。
私もアーチェリーを始めたての頃は人間性が全く出来ておらずよく怒られていました笑
今でもまだまだ自分には足りないところがあるなと思っています。
トップアスリートの方をみると、やはりこのあたりが出来ている方が多く、普通の人ができていない当たり前のことを当たり前にできるからこそ人としての魅力があり応援されるのだと思います。
もし、同じトップアスリートでも
感謝も礼儀もない自分のことだけしか考えていない人
応援してくれる周りへの感謝や、周囲への気配り、礼儀など勝ったことに対して周りの応援もあったからと考える人
どちらを応援したいですか?間違いなく後者だと思います。
アーチェリーでもトップ選手ほど礼儀正しくて、周囲への気配りや、感謝できる人が多いです。
全日本選手権で入賞
・夏までに70mで640点
・3射を常に27点以上射つ
・安定した射形
・安定して点数を射つ
・メンタル強化
・考えすぎずシンプルに臨む
・試合を楽しむ
・どんな相手でもビビらない
見ていただくと、ざっくりしたものから明確なものまであるのがわかると思います。
特に、「安定して射つ」、「安定して点数を射つ」がざっくりしすぎていますね。
これではまだまだ曖昧なので、あなたにとっての安定の基準ってなんですか?ということまで考えなくてはなりません。
ここが曖昧だと安定の定義も曖昧になるのでどこからが安定していると判断しづらくなります。
例えば「安定して点数を射つ」なら、安定する点数の基準を決めることです。
この場合は「夏までに640点を射つ」とあるので、640点を安定して射つとすると、明確になったと思いませんか?
数字を入れることで何をどうしたらいいのかがわかるのでもし目標設定でザックリとしたものになっていたら数字を入れてみましょう😌
ちなみに、「安定した射形」の場合は自分の中でこれができたらオッケーという基準を決め、それをやり続けます。
例えば、引き手が強くできたら(引き手の伸びが弱くならないように)当たる
というものがあれば、それができるような射形にすれば安定した射形になります。
また、同じ射形で射ち続けるも同じですね。
自分が上手くいくポイントを繰り返すことが同じ射形で射つということなので、上手くいくポイントを書けば同じ射形で射ち続けるということになります。
安定して点数を射つ
・一定のリズムで射つ
・1エンド目からしっかり当てる
・射形のことを考える
・ミスっても8で止める
・自分の射ち方を固定させる
・1日200本以上射つ
・エイミングを短く
・軸がブレたりしない
先程の目標の中にもあった「安定して点数を射つ」ですが、分解すると上のようになります。
安定して点数を射つために必要な要素を書き出すことでやることが明確になりましたね。
目標決めて、それを達成するためにやるべきことを書くときにあまり使わない方がいいのは
・しっかり
例:しっかり射つ、しっかり点数を出す
・安定
例:安定して射つ、安定して点数を射つ
・以上
例:650点以上、ベスト8以上
これらはどうしても曖昧な表現になりがちなので、あまりオススメしません。
(当時の目標設定シートを振り返ると多用しすぎてますが笑)
もし、使うなら自分の中で
✅しっかりの基準
✅安定の基準
✅以上の基準
を持っておく、明確にしておく、そして書いておくと後で見直した時にもわかりやすいです。
ちなみにそのままだと目標を設定した時の基準ではなくその時の基準で考えてしまうので結果としてブレが出てしまいます。
また、後から見返した時にわかりづらくなっていたりします。
運
・あいさつ
・道具を大切にする
・仲間を大切にする
・整理整頓
・使ったものを元のところに返す
・迷惑をかけない
・チームのために率先して動く
・やるべきことをしっかりする
運を高めるとなると、

スピリチュアル的なことを言ってるのか?
となりそうですがそうではありません。
運を高めるために必要な要素だということを書いています。
運も実力のうちという言葉を聞いたことはありませんか?
まさにそのままで、勝つためには自分の実力は1番ですが運というのも実力になります。
・風が吹いていて、ミスをしたと思ったら9点だった
・外したと思ったら線にギリギリ噛んで10点だった
・10秒前で射った矢がXに入った
など何かしらラッキー!という経験があると思います。
これらのラッキーを生み出すのが運で、もし運がなかったら全て外れていたかも知れません。
このラッキーも実力のうちと考えることで、目標達成に必要な要素であることがわかります。
アーチェリー以外にも使えますよ👍
メンタル
・(試合の)雰囲気に流されない
・あえて緊張することを考えて練習する
・トーナメントの練習
・常に目標を持つ
・周りがざわついていても集中して射つ
・自分のやるべきことをしっかりする
・相手や周りを気にしすぎない
・プラス思考
少し被っている要素もありますが、ここでは一旦置いておきます。
メンタル面に関しては特にトーナメントで緊張するタイプだったので、そこを無くすために練習していました。
特にメンタル面の強化で重要なのが
✅プラス思考
✅相手や周りを気にしすぎない
✅自分のやるべきことに集中する
です。
プラス思考であれば、仮に外したとしても
次はいける!、あれは今は無かったことにしようと上手く切り替えができます。
しかし、マイナス思考だとミスをした時にミスってしまった・・・、やばいやばいどうしよう・・・と自分にプレッシャーをかけているのと同じ状態になります。
そうなると、上手くいくものも上手くいかなくなるのでとりあえず試合中は外しても一旦忘れるようにしていました。

そうはいってもなかなか引きずってしまうんやけど・・・

最初は難しいかもですが、少しずつ意識を変えていえけばできるようになりますよ。また、ミスしてしまった時こそ射ってしまったものは仕方ないし、今悩み始めても何も変わらないから次頑張ろうと考えて射つのが一番手っ取り早いです。
精神論ではなく、考え方の話です。
アーチェリーは結構考え方一つで大きく変わると思っているので、もし試合でどうしてもミスをすると引きずってしまうよ…という場合はちょっとずつでいいので考え方を変えてみましょう!
考え方が変われば、ミスをしても上手く立て直すことができるようにもなります。
もちろん、すぐにはできるようにならないので意識し続けることが大切です。
私も最初からできたわけではないですし、コツコツやれば変わりますよ👍
身体作り
・弓トレ
・体幹などの筋トレ
・しっかりと睡眠をとる
・駅の階段などは全て一段飛ばし
・矢取りはダッシュ
・週1回はトレーニングルームに行く
・食べすぎないようにする
・サプリメントを飲む
身体作りに関してはほとんど高校生の時のものを引き継いでいます。ただ、栄養学などに関しては大学に入ってから身につけたものがほとんどです。
特に、トレーニング関連は引き継ぎつつオリジナリティを出して強度を変えたりもしていました。
また、詳しい弓トレや筋トレのやり方は別ブログで解説しますね!
残りのものだけ紹介すると、
階段一段飛ばしで、下半身を鍛える
矢取りはダッシュで体力と下半身の強化
をしていました😌
アーチェリーは下半身(土台)がしっかりしていないと上にいくら筋肉があってもフラついてしまいます。(軸がブレる感じです)
私も最初の頃、アーチェリーにランニングっているのかなって思ってました。でも、アーチェリーは下半身つまり土台が重要だということがわかってからは下半身強化のためと思い、ランニングしました😌
事実、土台がしっかりしていないとふらつくし、上半身の筋肉を上手く活かすことができません💦— ケロクマ@アーチェリー上達講座 (@kero_archery) January 15, 2021
サプリメントを飲むですが、一時期飲むか考えましたが食事で足りているなと感じたので結局やらずです😌
まとめ
今回はケロクマが現役時代に実際に立てた目標を紹介しました。
目標設定の時の参考になれば、幸いです😌
ちなみに、オリンピックは大学3回生の全日に出れない&Nチーム選考(日本代表選考会)に出場するための点数が出せないことがわかり諦めました…。
目標達成できてないくせに何偉そうなこと言ってんだよ
自分の目標を自慢したいだけか?
と言われそうですが、今回はあくまでもこんな風に目標を立てていましたという紹介なので、それに関しては受け付けません笑
ただ、目標達成出来なくても、この中で達成出来たことはいくつもあります。
例えば、
・全日本選手権に出場できた(夏・冬共に)
・安定して射つことができる射形が見つかった
・ミスをしても8点で止められるようになった
・メンタルが強くなってトーナメントでも緊張しなくなった
・考え方が変わって運がいいと思えるようになった
などです。
この出来たことが次につながると思っていますし、実際につながっていることが多いです。
目標達成となると「0」か「1」(できたかできなかったか)で考えてしまいがちですが、その目標に対して何%達成出来たのかを考えるのも大切です。
どうしても「0」か「1」で考えると出来なかった時に、自分は目標達成出来なかった…と落ち込んでしまいます。
しかし、何%できた!だと目標達成はできなかったけれど自分は何%達成出来た!と自信になり次に繋げていけることが多いです。
もし、いつも「0」か「1」かで判断していたら少し考え方を変えてみましょう😌
考え方を変えることで、自信につながります。
それでは、また次回ブログで!
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