こんにちは、ケロクマです。
そこで今回は、アーチェリー歴7年で、高校生の時にUー17(17歳以下日本代表選考会)に出場したり、大学生の時には全日本室内で9位になったケロクマが、『目標達成のための目標設定のやり方』について解説していきます!
目標を立てる時にこんな経験はありませんか?
- いつも目標を立てるけど結局達成できずに終わってしまう
- 目標を立てた後に具体的に何をやっていいかわからない!
- 目標設定を何となくでやっている
- 途中から迷いが出てきて目標達成できるかわからなくなる
私は全部あります笑笑
せっかく目標を立てたのに達成できないほど悔しいことはないですよね💦
それを防ぐために目標達成ができるように目標設定のやり方から解説します!

目標設定にやり方なんてあるの?

あります!むしろ、これを飛ばしてただ目標設定しただけでは達成できません。
私も今回紹介する方法を実践したら、目標達成率が大幅に上昇しました!
このやり方を知っているか、いないかで目標達成率は天と地の差が開きます。
このブログを読むメリット
✅正しい目標設定のやり方がわかる
✅目標達成のためにやるべきことが明確になる
✅目標達成に向けて効率よく練習できる
✅目標達成率が上がる
それでは早速本題に入っていきます!
目標設定は試合の目標と練習の目標の2種類がある。
突然ですが、目標設定は2種類あることをご存知ですか?
目標設定には、試合での目標と、練習での目標の2つが存在します。
試合での目標
試合での目標は、例えば
・70mで650点以上を射ってレッドバッチを獲得する
・全日本選手権に出場する。→夏か冬か
・本国体に出場する
・インターハイ、インカレで優勝する
など、主に試合で結果を残す目標のことを表します。
こっちは割と馴染みがあるのではないかなと思います。
練習での目標
練習での目標は、先に設定した試合での目標を達成するために必要な練習の目標です。
ある意味試合の目標を達成するためにやるべきこと(達成しないといけないこと)と考えるとわかりやすいかもですね😌
※練習での目標設定には後に紹介する「自分の現状を知っておくこと」が必要になります。
例えば、試合の目標で70m650点以上を射つってレッドバッチ獲得の場合
1、今の自分は平均で何点射つのか→自分の現状を知る(後ほど解説)
2、練習と試合での70mの平均はいくらか
3、その差を埋めるには?
例)
・外しても8点で止める。
・黄色に入れる本数を増やす
・650点打つためには、325点×2が必要
・325を射つには1エンドあたり54点〜55点
・54〜55を射つには、9点×6本が必要
・8点に外したらつまりは黄色に収めないといけない
4、黄色に収めるためには?
・リズム良く射つ
・狙いに行かない
・射形に集中して射つ
という感じで、出てきた課題に対して深掘りを進めていきます。
深掘りすることでやることが明確になり、目標設定しやすくなります。
そして、出てきた課題を練習で実行していきます。
目標達成&設定するには、自分の現状を知る
目標達成&設定のためには、自分の現状を知る必要があります。
これをせずに目標を決めても、目標達成することができません。
自分の現状を知らないと、
・目標達成までの道筋が立てにくい
・何をすればいいのかがわからなくなる
・今の自分と目標がどれくらいかけ離れてるのかがわからない
といったデメリットが発生します。
例えば、ナショナルチーム(日本代表)に入るという目標があるとします。
自分の現状が分かっている場合
ここで今の自分は70mで620点が平均だとします。
日本代表に入るためには70mで650〜660点は必要とします。
そうすると現状と実際の目標達成まで30〜40点点数を上げる必要があることがわかります。
そこまでわかれば30〜40点上げるためには何をすればいいかがまた出てきます。
この何をすればいいかの部分は練習での目標になっていきます。
また、現状をわかっていれば細かく何をすればいいかが明確なので効率よく練習ができ、迷うこともありません。
自分の現状把握をしなかった場合
ナショナルチームに入るために650〜660点必要だと分かりました。
とりあえず、650〜660点を打つために練習するしかないとなります。
しかし自分の現状を知らないため、何を軸にどう練習しないといけないかが曖昧です。
目標は分かった(立てた)けど、次何をしたらいいのかが分からず、とりあえず練習をしようとなります。
当たり前ですが、とりあえず練習しようでは明確な道筋もないため目標達成をすることができません。
また、何をすればいいのかわからない=迷うので、非効率な練習をしてしまい結果達成できなかったということが起こります。
同じ目標を立てても、自分の現状を知るか、知らないかで大きな差が生まれます。
目標には必ず期限を設定する
目標達成をするためには、必ず期限を設けることが重要です。
期限を設定することで、残りの日数を意識して練習するので、練習の質が上がります。
当たり前ですが、試合の日時は決まっていますよね?
その日付を入れずに目標設定をしてもどこを目指しているのかがわかりません。
例えば、全日本選手権に出るだけを設定しても、いつの全日本選手権かわかりません。
✅アウトドアなのか、インドアなのか?
✅今年か?来年か?
✅何月に試合があるのか?
などです。
何より期限が定まっていないと「また次でいいか」と途中で投げ出したり、ダラダラしてしまうため達成意欲も薄れます。
それを防ぐためにも、必ず「□月○日の全日本選手権に出場する」と期限を入れましょう。
目標の中に必ず数字を入れる
目標の中に数字を入れるとは、
例えば、『70mで650点以上を射ってレッドバッチを獲得する』
という感じで70m、650点など、明確な数字を入れることです。
もっと言えば、『□月○日の記録会で70m650点を射ってレッドバッチを獲得する』ぐらいまでいけるのが理想です。
ここまでいくと期限(□月○日)と数字(70mで650点)の両方があるのでよりハッキリします。
数字を入れることのメリットは、曖昧さがなくなり何をどうすれば達成できるのかがわかることです。
同じ目標でも数字が入っている、いないで下の2つを見比べると
・70mでレッドバッチを獲得する
・70mで650点以上を射ってレッドバッチを獲得する
数字を入れるか入れないかで何をすれば達成できるか違うのにお気づきでしょうか?
もし、数字が入っていない『70mでレッドバッチを獲得する』だと、
・そもそも何点射てば獲得できるのかわからない
・次に何をしていいか迷う
ことになります。
一方で数字が入っている『70mで650点以上を射ってレッドバッチを獲得する』だと、
650点という点数が明確にあるので、それを打つためには次何が必要かが見えてきます。
必要な要素を見つける方法として、まずは点数の分解をします。
【点数の分解方法】
1、トータルの点数を半分にする(2で割る)
2、半分の点数を1エンドあたりで割る(6エンド)
3、1エンドあたりがでたら、1本(6本)の点数を出す。
4、外せる範囲はどこまでかを出す。
ただ、文字だけで説明されてもわからないと思うので実際に計算していきます。
1、トータル点数を半分に割る
650点を出すためには、まず半分に割ります。
650×2=325点
半分に割るのは、36本ごと(半分)の点数を出すためです。
2、半分の点数を1エンドごとで割る
36本ごとの点数がそれぞれでたら、次は1エンドに何点射てばいいのかを計算します。
325点÷6エンド=54.166…
となります。
ただ54×6=324となり1点足りないので、どこかで55点を1回射たないとでないことがわかります。
3、1本ごとの点数を出す
最後は1本ごとの点数を出します。
54点÷6本=9点
この場合は9なので、1本あたり9を射ち続ければ54になりますね。
ということは、黄色に収めればいいという計算です。
6本射っていると1本は10に入るので黄色に収めていれば達成できることになります。
4、外せる範囲の把握
もう一つ重要なのが、外した時にどこまで抑えればいいのかも知っておかないといけません。
どこまで外していいかわからないままだと、1回外しただけで諦めてしまうからです。
今回の場合だと、9点を6本射てば54点ですが、仮に1本8点に外したとします。
そうすると、9-8=1でー1点になるので、そのマイナスを補うのが10点です。

何言ってるかよくわからん…
となってると思うので、詳しく説明すると
1、9点を基準にします。(±0)
2、8点を射つと、9-8=1、9点から1点分マイナスされて8点になるためー1になります。
3、このー1点を補うためには、9点に1点足した数が必要になります。
9+1=10 つまりは、10点ですね。
この9点から10点のプラス1を先程のマイナス1に出せば、ー1に1点プラスされるので0になり、8点の-1のミスがカバーできる
ということです。
これは他のパターンでも同様で、ある1本の基準点を決めてそれに対して何点プラスか、マイナスかがわかっていれば、外した時に何点射てばカバーできるかがわかります。
例:8点を基準にする→±0
7点→−1点
8点→±0点
9点→+1点
10点→+2点
ちなみに、普通に点数計算にも使えるので、覚えていると計算が早くなりますよ👍
数字の話なので少しややこしくなりがちですが、理解すると結構使えるのでオススメの方法です😌
数字を目標に含めると細かいところまで分解することができます。
中にはここまで分解する必要があるのか疑問に思うかもしません。(私も最初はそうでした)
細かく分解する理由は、
アーチェリーの点数は1本1本の矢の積み重ねで点数が決まるため、1本あたりまで明確にわかっていないと、トータルの点数が出せないからです。
また、細かく分解することのメリットは、
✅やることが明確になるため練習の質が上がる
✅目標達成率が上がる
といったことが挙げられます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
目標達成のためには、目標設定がいかにできるかで達成率は大きく変わります。
今回の話をまとめると
✅目標設定には試合と練習の2種類がある
✅目標達成するためには、期限を入れる
✅目標達成するためには、必ず数字を目標の中に入れる
✅目標達成&設定には自分の現状を知ることが重要
でした!
これ以外にもまだまだ必要な要素は沢山あります。
残りの項目は引き続き書いていくので、目標達成のための目標設定方法を知りたい方はお見逃しなく!
それでは、また次回ブログで!
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