こんにちは、ケロクマです。
- アーチェリーが上手くなるためのコツってないの?
- 練習でたくさん本数射ってるけど、思ったように上達しない…
- 射形の悩み解決まで時間がかかる…
といったお悩みを持っていませんか?
上手くなるためには、とにかくたくさん本数を射つことだと思いますよね。しかし、それだけではある程度までは上手くなれても、その先で勝ち続けるのは難しいです。
そこで今回は「アーチェリーを上達させるために必要な3つの勉強」を解説します。トップ選手や、点数の出る選手は練習以外で勉強していることがあります。
【点数を出す選手が主に勉強している3つのこと】
- アーチェリーの勉強(射形など)
- コンディショニング(体調を整える)勉強
- メンタル
アーチェリーもスポーツなので、身体についても分かっていないと上手くなりません。また、メンタルが8〜9割を占めると言われるこの競技でメンタル面を学ばないのも勝つこと、上達することから遠ざかってしまいます。
日々の練習で効率よく上達するためにもこの記事を読んで実践していきましょう!
【今回の記事を読むメリット】
- 射形の悩み解決が早くなる
- ライバルと差をつけられる
- 勉強したことを実践に活かして上達できる
アーチェリー上達のために勉強が必要な理由
アーチェリーが上手くなるためになぜ勉強しないといけないの?と思いますよね。理由は、射つだけでは上手くならないから。
アーチェリーもスポーツです。技術面以外にもメンタルや体調面が良くないといくら技術があっても最高のパフォーマンスはできません。
【勉強しないデメリット】
- 試合や練習で迷いが出る
- 試合で緊張して上手く射てない
- 万全の体調で試合に臨めない
デメリットをメリットに変えていくためには、次に解説する3つのことを学ぶ必要があります。
上達するために学ぶ3つのこと
勉強するものは大きく分けると3つあります。
- アーチェリーの技術(フォームなど)
- メンタル
- コンディショニング(体調面)
上達するための勉強といえば、アーチェリーの技術だけでいいのでは?と思いますよね。しかし、アーチェリーの技術面だけ勉強しても上達することは難しいです。
【アーチェリーの勉強だけでは上達が難しい理由】
- 体調が悪いといいパフォーマンスが発揮できない
- 試合で緊張して思ったような成果が出せない
- 体力がないと弓を引くのすらしんどい
技術面の勉強だけしても体調が整っていなかったり、メンタル強化をしていないと、上達は難しいです。仮に優秀なコーチや監督が近くにいても、選手本人の体調が悪いとどれだけいい指導を受けても上手くならないですよね。
アーチェリーは、技術、メンタル、体調の3つが全て整って結果が出ます。そのため、技術だけでなく、コンディショニングやメンタル面も勉強する必要があります。
アーチェリーの勉強をすると上達する理由
アーチェリーの勉強をすると上達する理由は3つ。
- 自分で解決する力がつく
- 射形の悩み解決が早くなる
- 自分のクセがわかる
自分で解決する力がつく
アーチェリーの勉強(射形など)をして上達する最大の理由は「自分で解決する力がつくから」です。
試合や記録会で、コーチや監督が後ろにいるとはいえ射線に立てば自分一人で判断していかなくてはなりません。さらにコーチや監督がいない場合は、全ての判断を自分でしていくことが求められます。
知識があれば、ある程度対処できます。しかし、何も勉強しないままコーチや監督から言われることしかやらないでいると、1人になったときに対処できなくなります。
射形の悩み解決が早くなる
アーチェリーの勉強をすると、あなた自身の射形の悩み解決が早くなります。
【射形の悩み解決が早くなる3つの理由】
- 知識があるため、色々な方法を試せる
- 動画を撮って分析したときに、修正すべきところがわかる
- 射形のアドバイスをすぐに実践できる
練習をしていると必ず当たらなくなるとき、壁にぶつかるときがやってきます。
勉強をしていてれば、壁にぶつかっても
- もしかしたらこれが原因?
- ここを試したら治るかな?
- これ試してみるか
と色々考えて練習することができます。もし、何も知識がないと対処方法がわからず、気付かずに下手になる練習をしてしまいます…。
自分のクセがわかる
アーチェリーの勉強をしていると知識がついてくるため、自分の射形のクセが見えてきます。理由はアーチェリー雑誌などで色々なパターンを学んでいるからです。
例えば、外れるときは腰が開いていることが原因、当たるときは引き手で強く伸びることができているなど、たくさんのパターンの中から自分のクセを発見できます。
メンタルを勉強する理由
アーチェリーはメンタルが8〜9割占めると言われているくらい、メンタルに左右されやすいスポーツです。練習では点数が出るのに、試合では緊張して思ったような点数が出せない…ということがありますよね。
練習の点数を試合で出すためには、メンタルを強化するしかありません。
【メンタルが強くなると得られるもの】
- 試合で緊張しづらくなる
- 試合で思ったように射てる
- トーナメントで勝ち上がれる
トーナメントは相手との駆け引きもあるため、メンタルが弱いと相手の思うツボ…。主導権を握るためにもメンタル面も学んでいきましょう。
コンディショニングを勉強する理由
コンディショニングは軽く捉えがちですが、アーチェリーをする上で一番重要だと言っても過言ではないです。理由は、体調が整っていなければどれだけ高い技術を持っていても、実力を発揮することができないからです。
体調を整えて万全の体制で試合で臨むためにもコンディショニングについて学ぶことは重要です。
【コンディショニングを学ぶと得られる3つのメリット】
- ケガを防ぐことができる
- 万全の体調で試合ができる
- 練習の成果を発揮しやすくなる
コンディショニングを学んで、練習の成果を発揮できるようにしていきましょう。
アーチェリーの射形の勉強方法
アーチェリーの射形の勉強方法は主に5つあります。
- アーチェリー雑誌を毎月欠かさず読む
- 技術本などを買う(TOTALARCHERYや、山本博さんの本)
- YouTubeにあるWORLDアーチェリーの動画を見る
- 過去のアーチェリー雑誌を全部読む(部室に置いてあったら全部読む)
- 当ブログ(Archery Techniques Blog by KEROKUMA)を読む笑
5つ紹介しましたが、「量が多すぎて無理」と思いましたよね。最初から一気にやる必要はないですよ。例えば、動画を見るなど簡単なことからでOKです。これならできそうというものから始めていきましょう。
それでも、どれから始めるのが一番いいのかわからない!という方のためにオススメの勉強方法を3つ紹介します。
アーチェリー雑誌を読む
1つ目はアーチェリー雑誌を読むことです。
【アーチェリー雑誌を読むと得られる3つのメリット】
- トップ選手が何を意識して射っているのかがわかる
- アーチェリーの技術面の知識が身につき、上達スピードが上がる。
- 同じ射形の悩みを持った人の解決策が読めるため、射形の悩み解決が早くなる
アーチェリー雑誌だけでかなりたくさんの情報を得ることができます。上達したいなら、絶対に読んでおきたい1冊です。
1番の目玉は読者からの射形の悩み相談。ここには、アーチェリーの射形の悩みと解決策が詰まっています。射形の悩み相談を読むだけでもかなり学びが多いです。
解決方法を読んでいくうちに同じ悩みの解決方法にパターンがあったり、修正方法が同じであることに気付きます。何気にこういうところに悩み解決のヒントが隠れていたりします。
アーチェリー雑誌は1、3、5、7、9、11月の隔月で発行されており、Amazonや渋谷アーチェリーなどで購入することができます。
バックナンバーの購入は在庫状況にもよりますが、Amazonにあることが多いです。
余裕があれば過去のアーチェリー雑誌も読んでみよう!
過去のアーチェリー雑誌って情報が古くなってそうで読んでもあんまり意味なさそう…と思いますよね。
しかし、古いからこそ読むメリットもあります。
- 意外と使えることが出てくる
- 射形修正のヒントが見つかる
- 過去のアーチェリー雑誌にしか書いていないことがある(結構多い)
私は、古いアーチェリー雑誌を読んだことがきっかけで射形修正できたことが何度もありました。古いアーチェリー雑誌を読んでいると、昔から射形の悩みって変わらないんだなと感じます。
技術書を読む
技術書は行き詰まったときに読むのがオススメですが、読んでおいても損はない本。代表的な技術書はトータルアーチェリーとインサイド・アーチャー です。
カラー写真でわかりやすく解説されているので初心者でも理解しやすいです。技術書なのでガッツリ書いてありますが、サクッと読めるので気になったら読んでみてください。
YouTubeでトップ選手の動画をみる
YouTubeでは、過去の世界大会やインカレなど大きな試合のハイライトが見れます。
世界大会ならワールドアーチェリー、国内の大きな試合なら学連。
学連は大学生の試合なので、大学でアーチェリーをしようか考えている人にもオススメです。
動画で勉強するときに注意することは、ただ見るだけでなくてなぜ当たってるのか?を自分なりに考えて観ることです。動画は何となく観てしまいがちですが、ただ観るだけでは何の学びもありません。
【動画を観るときの3つのポイント】
- なぜ当たっているのかを考える
- 自分の射形に取り入れられるものはないかを探す
- 色々な選手の射形を観察する
特になぜ当たっているのか外れるのかを考えながら観ると、普段の練習や試合でなぜ当たってるのかがわからない、なぜ外れるのかがわからないということもなくなります。
考えながら動画を観ていると、こんなことにも気付きます。
- 全員が全員綺麗な打ち方じゃないけど当たってる
- 変な打ち方してるけど一定してる
- 同じような射形で打ってるように見えて実は全然違う
メンタルの勉強方法(強化方法)
メンタルは3つの勉強のなかでも1番難しいです。
【メンタルの勉強が難しい3つの理由】
- 考え方を変える必要があるから
- 簡単に変えることができない
- 効果が出るまで時間がかかる
アーチェリーはメンタルが8〜9割を占めるため、メンタル強化が出来なければ試合で結果を残すことは難しくなります。
メンタルを強くするためにまずは、アーチェリー雑誌を読んでトップ選手の考え方を吸収することです。アーチェリー雑誌はトップ選手のインタビューや、トップ選手の射形分析もあり、
- メンタル面
- 試合で何を考えているのか
- どんなことを意識して射っているのか
を学ぶことができます。考えていることや、意識していることがわかれば真似しやすいですよね。
例えば、○○というクセが出ないように、××を意識していると書いてあるとします。これをあなた自身の射形に置き換えて、射形を意識して射つようにすればOKです。なかには、あなたに合わないものも出てくると思います。そんなときは、こんな考え方もあるんだなぁという知識としてだけで十分です。
コンディショニングの勉強方法
本や動画を見てひたすら実践するだけです。コンディショニングは学んで実践しての繰り返しでしか強化することはできないです。
コンディショニングは継続しないと効果が現れません。効果が出るまでにやめてしまいそうになりますが、生活の一部に組み込むと継続しやすくなります。
コンディショニングの勉強にオススメ動画&Twitterアカウント
- アスリートの栄養学(@athlete_health)
- アスリートビジョン(無料)
- 新版 図解 スポーツコンディショニングの基礎理論
- 筋トレTV(YouTube)
勉強したことを活かす3つの方法
勉強して終わりでは意味がありません。学んだあとは実践(アウトプット)しましょう。勉強しても実践しなければ、何もやっていないのと同じことになってしまいます。
【勉強したことを実践する3つの方法】
- 人に話す、教える
- 練習に取り入れる
- 日常生活に取り入れる
人に話す、教える
1番簡単な方法は、人に話したり教えることです。理由は理解していないと教えたり話すことができないからです。
実際に人に教えたり話したりしなくても「する意識をして勉強する」と勉強効率が上がります。
「教える」ほうが圧倒的に心理的プレッシャーの大きいアウトプットです。心理的プレッシャーがかかるアウトプットを前提にするだけで、実際にそれをやらなかったとしても、脳は活性化し、より記憶力はアップし、学びの効果が上がる
【人に教える、話すことの3つのメリット】
- 学習したことを自分のものにしやすい
- 理解しているところ、そうでないことがわかる
- 人にわかりやすく話す、伝えるスキルが身につく
勉強したあと何もしないと日が経つごとに学習したことを忘れていきます。せっかく勉強したのに忘れてしまうのは勿体ないですよね。忘れることを防ぐためにも人に教えたり、話したりしてアウトプットをしましょう。
アーチェリーに限ったことではなく全てのことに言えるのでぜひ実践して欲しいなと思います。
ちょっとした体験談
学んだことを話したり、教えたりしていると、自分の中にたくさんの知識が溜まっていました。溜まった知識を元にアドバイスをすることができたり、新しいことを学べるなど自分の成長にもつながりました。
練習に取り入れる
動画や雑誌を見て気になったことは練習でやってみましょう。
特に壁にぶち当たって悩んでいるときはチャンスです。やってみて自分に合ってると思えば取り入れて、違うと思えば知識として蓄えればいいだけです。
これを繰り返すことで自分に合ってるか、合ってないかの判断ができるようになります。判断ができるようになれば、あなたの理想の射形に近づいていきます。
私も「勉強したことを取り入れてみたら上手くいった」ことは結構あります。
日常生活に取り入れる
コンディショニングは日常生活に取り入れる以外方法がありません。
学習したからには実践することをオススメします。本を読んでもやらない人が多いので少し実践するだけでも周りとかなり差をつけられます。
身体が変化するのにかかる期間は約2ヶ月。ただ、2ヶ月継続しろと言われてもそう簡単には続けられないですよね。
意思力だけで継続できればいいのですが、人間そうはいかないので、仕組み化をして実践しましょう。
学ぶことの最大のメリットは周りと簡単に差をつけられること
学ぶことで手に入るメリットは、知識が身につく以外にもあります。
【勉強することで得られる3つのメリット】
- 周りと圧倒的な差をつけられる
- 悩んだときに自己解決できるようになる
- 上手い人の考えや射形を取り入れられる
勉強していると、他のメリットが自動的についてきます。
勉強をして得られるメリットが活かされると
- 競技力が上がり、試合で勝てるようになる
- 自己解決できるため、上達スピードや判断力が上がる
- ケガをしにくい身体になり、練習の継続や試合で本来の力を発揮できる
いいことしかないです。ここに書いてあることは全て私が実践して感じて思ったことや学んだことです。
デメリットを挙げるならば、継続しないと効果が発揮されないことですね。
簡単なように思えて続けることは難しいですが、続けた人が勝てるのでアーチェリーが上手くなりたい、試合で勝ちたいと思っているなら継続していきましょう!
勉強時間の作り方 3選
勉強方法を紹介してきましたが、射場にいる時は練習するし、帰ったら疲れてそのままバタンキュー…。練習後は疲れて勉強する体力もないなーと思いますよね。
そんななかでも勉強できるタイミングは次の3つ。
- 学校の休み時間
- 通学時間(電車の人に限られる)
- 帰ってから寝るまでの時間
通学時間は電車通学の人に限られますが、それ以外なら実践しやすいですよね。私は主に休み時間と、帰宅後から寝るまでの時間に勉強していました。
休み時間に関しては、勉強しているときもあれば、普通に友達と過ごすこともありました。通学は自転車だったので、その日の練習の振り返りをしながら帰ったりしていましたね。
もし、自転車通学なら通学しながら振り返りなどをするのがオススメ。
ロンドンオリンピック団体銅メダリストの蟹江美樹選手は、学校の休み時間を使ってアーチェリー雑誌を読まれていたそうです。上手くなるためには何かを捨てる必要があるということですね。
どうしてもまとまった時間が取れない場合は、スキマ時間を活用することをオススメします。スキマ時間は探せば意外とありますよ。
例えば、
- 帰宅後夕食ができるまでの時間
- 友達との待ち合わせ時間
- お風呂上がりから寝るまでの5分
などスキマ時間も積み重なると1,2時間と大きな時間になります。
【体験談】学びの効力が発揮されたのは大学生になってから
私の体験談になりますが、コンディショニングやメンタル面の勉強の効力が発揮されたのは大学生になってからでした。
理由は、高校生の時はアーチェリーの技術だけでコンディショニングについて自ら学習していなかったからです。
当時は特に体調を崩さなければそれで大丈夫くらいにしか考えていませんでした。しかし、大学生になりコンディショニングを整えることの大切さに気付き、日々の食事や生活に気を付けるようになりました。
そのおかげで試合ではいつも万全の体制で臨むことができ、徐々に成績も上がっていきました。この経験からコンディショニングもアーチェリーが上手くなるために必要なんだと学びました。
メンタル面も効果が
メンタルは大学に進学し、全てのことを自分で解決していくことになった時に大きく現れてきました。メンタル(考え方)について学ぶなかである1冊の本との出会いが私のメンタルを強化してくれました。
それが「錦織圭 マイケル・チャンに学んだ勝者の思考」
この本を読んでから考え方が大きく変わり、メンタル面で悩むことがほとんどなくなりました。
もし何も学んでいなかったらここまで成績を残せなかったと思います。この経験から学ぶことの大切さをひしひしと感じたと同時に、もっと早く学んでいれば…!と後悔もしました。
あなたには私と同じ失敗はして欲しくありません。ぜひ今日から学び、自分のものにしてって欲しいです!
まとめ
今回は「アーチェリーを上達させるために必要な3つ勉強」について解説しました。
今回紹介した3つのことを勉強して実践することで、ただ練習しているより劇的に上手くなります。また、ライバルと圧倒的な差をつけられるだけでなく、点数が上がったり、射形が良くなったりと上達につながることばかりです。
それではまた次回ブログで!
人がやっていないことや、めんどくさいことをどれだけできるかが上手くなるかどうかの分かれ道。
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