【アーチェリー】あなたの手に合うグリップの見つけ方と加工方法を解説
こんにちは、ケロクマです。
- ハンドルに標準で付いているグリップ押しづらい
- 自分の手に合うグリップを選ぶ基準が分からない
- グリップを加工したいけど、やり方が分からない
など、グリップが手に合わなかったり押しづらい等で悩んでいますよね。
実は市販のグリップ(ハンドル標準装備)が手に合う人は4人に1人と言われているため、ほとんどの人が何となく合うor何となく押しづらいのどちらかです。
グリップは押し手全体に大きく影響するため、ちょっとしたことを変えるだけで射形が劇的に良くなることもあります。
そこで今回は「あなたの手に合ったグリップの見つけ方と加工方法を解説」を解説します。
あなたに合ったアドバイスでフォーム改善・スコアUPを目指すなら
あなたに合うグリップを選ぶ3つのポイント
- 手の大きさ
- 押しやすさ
- グリップの高さ
手の大きさ
グリップを選ぶうえで大切なのが手の大きさです。手の平が触れる面積でグリップの安定感や押しやすさが変わります。
人それぞれ手の大きさや形(骨格)が違うため、合うグリップも変わります。
基準を作るとするなら
- 手が小さい人:細いグリップ
- 手が大きい人:若干太いグリップ
女性は手の小さい人が多いので細めのグリップが、男性は太めのグリップがオススメです。
グリップの角度が変わるだけでも射形や当たりが大きく変わります。
特に射形で悩んでいる時(押し手関連)はグリップに原因があることが多く、グリップを治すと他のところも治ったというのはあるあるです。
安定感や押しやすさが変わるからです。
なので標準グリップで合わない場合は、加工するor別売りのグリップに変えてちゃんと押せるようにした方が良いです。
押しやすさ
グリップの幅が決まったら押しやすさ(グリップのしやすさ)でグリップを選びます。
極端に合わないグリップは選ばないとしても、それ以外は何となく合うor何となく押しづらいの感覚が多いです。
何となくの範囲であればパテを盛って押しやすいグリップに加工できるため、あなたの手に合ったグリップにできます。
グリップ1つで当たりは天と地ほど変わります。
グリップは車で例えるならハンドルと同じ役割。
グリップはそれくらい当たりに大きな影響があります。だからこそ、あなたの手に合ったグリップを選ぶのか大切なのです。
グリップの高さ
最後はグリップの高さです。
グリップには大きく3種類の高さがあります。
- ハイグリップ
- ミディアムグリップ
- ロウグリップ
どのグリップを選ぶかでセットした時の感覚やグリップしたときの感覚が変わります。
初心者や初めて自分のハンドルを購入するときは、中間のミディアムグリップがオススメ。
ロウグリップはリカーブの弓の中では1番垂直に近く、グリップの高さが低いです。
ミディアムに比べると低い(垂直寄り)になるため、手首全体で受けるような感覚が好きな人。
あなたに合うグリップにする方法
ハンドルに標準で付いているグリップが手に合わない場合は大きく2つの方法があります。
- パテを盛ってグリップを加工する
- メーカーが出している別売りのグリップを買う
別売りのグリップはそこそこ良い値段がするため、リーズナブルに済ませたい場合は自分で加工するのがオススメ
グリップ加工時の3つのポイント
グリップを加工する場合は次の3つに気をつけましょう。
- グリップの高さを決める
- いきなりパテを盛らない
- ピボットポイントは避ける
グリップの高さを決める
加工する前に1番大切なのはグリップの高さを決めることです。
高さをミスると必要以上に上もしくは下から押すことになるため加工のメリットを受けることができません。
それくらいグリップの高さは重要です。
グリップ:自分に合う高さの見つけ方
ピボットポイント(グリップのいちばん深いところ)を避けて紙を貼ります。
1で当てたときに低いと感じた場合は、紙をさらに折って高さを足します。
いきなりパテは盛らない
加工するときにグリップの高さを決めずにいきなりパテを盛ると失敗します。
パテを盛るとある程度高さと形が固定されて、大きく形を変えるのは難しいからです。
やすりで調整できるとはいえ、範囲が限られるのでいきなりパテを盛るのはやめておきましょう。
ピボットポイントは避ける
グリップの1番凹んでいるポイント(ピボットポイント)は避けることをオススメします。
どれくらい影響があるかは分からないですが、基本的にメーカーが指定している位置が良いと思います。
手の平が触れる部分の高さや幅を調整し、ピボットポイントに対してまっすぐ押せるようにすることが目的なので、ピボットポイントより下の部分を加工します。
パテで手に合うグリップに加工する
グリップを加工する前に必要なものを準備しましょう。
- パテ
- 金属やすり
- グリップテープ
- 盛る高さを決めた紙
パテは木工用or金属用どちらでもOKです。
金属やすりはパテを盛ったあとの微調整等で使います。
グリップテープは最後に使います。
盛る量によって使うパテの使用量が変わります。まずは1/3ほどカットしましょう。
1でカットしたら付属の手袋をはめ、パテをこねて粘土みたいに柔らかくします。
室内で作業する場合は窓を開けて風通しをよくしましょう。
パテは乾くのが早いので、こねて柔らかくなったらスグに盛りましょう。
盛る高さは、あらかじめ盛る高さを決めた紙を使います。
盛り終わったらパテを乾燥させます。
パッケージには10分程度で乾くと書かれていますが、しっかりくっつけるためにも半日〜1日は乾かすのをオススメします。
パテが乾いたら一度グリップして感覚を確かめます。ピッタリ合う場合はそのままでOK。
グリップした時に高すぎる場合は金属やすりでパテを削って調整しましょう。
やすりでの調整が完了したらグリップテープを巻いて完成です。
別売りのグリップを使う
加工するのが難しい場合は、別売りのグリップを使うのも1つです。
別売りのグリップは大きく2パターン。
- メーカーが出している別売りのグリップ
- Dynastyさんが出しているグリップ
メーカーが出している別売りのグリップ
WINのハンドルを使っている場合、WINが出している別売りのグリップもしくは、Dynastyさんが出しているグリップがあります。
HOYTやMKなどは公式で純正の別売りグリップがありません。なので、Dynastyさんで販売されている別売りグリップがオススメです。
グリップは当たりを大きく左右する大切な部分。合わないのを無理に使い続けるより合うもので練習する方が圧倒的に上手くなります。
Dynastyさんが出しているグリップ
パテを盛るなどの高さが欲しい場合は、Dynastyさんが出している別売りのグリップを購入するのがオススメ。
このタイプはパテを盛らなくても高さ調整できる優れものです。
別売りの角度調整できるパーツを購入して使用します。
グリップの高さをカスタマイズ出来るため、自分の手に合ったグリップをより見つけやすくなりますよ。
最後に
あなたの手に合うグリップを使うか否かでフォームだけでなく、当たりも大きく変わります。
特に押し手関連で悩んでいる場合は一度グリップを見直してみることをオススメします。
それでは、また次回ブログで。