【アーチェリー】楽に弓を引きたい人必見!肩甲骨を使って弓を引く3つのコツ

射形




こんにちは、SAYAKAです。

  • 肩甲骨を使って引く方法を知りたい
  • 今よりもっと楽に弓を引きたい
  • 引き手の肩甲骨を使ってドローイングしたい

など、ドローイングやエイミングで肩甲骨を使って楽に弓を引きたいと思っていませんか?

肩甲骨を使って引くためには身体の使い方が重要で、身体の使い方をマスターすれば今よりもずっと楽に、効率的に弓を引くことができるようになります。

そこで、今回はアーチェリー 歴7年で、高校生の時にU17(17歳以下日本代表選考会)に出場したり、大学生の時には全日本室内で9位になったケロクマが「肩甲骨を使って楽に弓を引く方法とコツ」について解説します。

 

【今回の記事を読むメリット】

  • 肩甲骨を使って引くコツがわかり、今より楽に弓を引ける
  • リリースが膨らんだり、取りかけに力が入ることが無くなる
  • 腕引きしなくなるため、ケガもしにくくなる
  • たくさん射ってもしんどくならない
  • 射形が安定し、矢のグルーピングが良くなる。




肩甲骨を使って引くことで得られる5つのメリット

アーチェリーは肩甲骨を使って引きなさいと言われます

 

肩甲骨を使って引く理由は、肩甲骨がある背中には人間の身体の中でも大きな筋肉が集まっている場所で、大きな筋肉を使って楽に弓を引くことができるからです。

 

小さな筋肉では重いものを楽に引くことは難しいですが、大きな筋肉は力が強いため楽に弓を引くことができます。

【肩甲骨を使うことで得られる5つのメリット】

  • 今よりも楽に弓を引ける
  • グルーピングの精度が上がる
  • 射形が安定する
  • 腕引きしなくなる(取りかけの手首が曲がることもない)
  • 肩周りのケガをしにくくなる

 

最大のメリットは今よりも楽に弓が引けるようになることです。肩甲骨が使えていないと、腕や身体全体で弓を引いているため最初はよくても本数を重ねるごとに射つのがしんどくなります。

 

クリッカーが切れなくて悩んでいる場合は肩甲骨(背中)が上手く使えておらず、腕などの小さな筋肉で引いていることが原因だったりします。

 

 

最初のセットと肩の位置が重要です

肩甲骨を使って引くためには、最初のセットが重要です。

 

セットが重要な理由は、『セットで肩の位置が間違っていると肩甲骨を使って引くことはできない』からです。ストレートスタンスの場合、引き手と押し手の両肩は真っ直ぐでセットします。

 

オープンであれば的方向に開いているため、問題ありませんが、ストレートスタンスで的方向に肩が開いて肩のラインが斜めになっていると、セットアップで真っ直ぐに揃えないといけないなど余計な動作が増えてしまいます。

身体が的側に開いている状態。

 

肩が前に出たまま(ストレートスタンスの人が的側に開いたまま)や、セットの時点で引き手の肩甲骨が上がっていると身体の構造上、肩甲骨を使おうと思っても十分に使うことができません

引き手の肩が下がっている状態。

引き手の肩が上がっている状態。

 

全ては引き手の肩を下げるところから始まる

肩甲骨を使って引くためには、引き手の肩甲骨を下げるところから始まります。引き手の肩甲骨が上がっている=肩をすくめている状態です。肩が詰まっているのと同じなので、ドローイングがキツくなり、エイミングでスムーズに伸びることができず、射つのがしんどくなってしまいます。

 

 

【引き手の肩甲骨が上がってしまう原因】

  • 引き手の肩が的側に開いている
  • 肩甲骨が上がっている状態でセットをしている
  • 身体が的側に開いている
  • セットで引き手の位置が押し手側に行き過ぎている
  • プレドローができていない 

プレドローとは、セットの時点で少し弓を引いている状態のこと。プレドローをすると、押しに少し張りができるため弓をセットしやすくなる。

 

セットで肩甲骨が下がっていないと、ドローイングし始めてから肩甲骨を下げることは出来ません。肩甲骨が下がっていれば100%使える力が80%しか使えないということになります。

これほどもったいないことはありません。

まずは引き手の肩甲骨を下げるところから始めましょう。

※肩甲骨を挙げずにセット、セットアップする方法とコツは別記事で解説します。

 

アンカーにつけようと弓を引くと肩甲骨が使えない

特に初心者に多いのが、アンカーに向かってドローイングすることです。

 

アンカーにつけようとドローイングすると、

  • アンカーで引き手の肘が上がる
  • 手首が途中で曲がり、力の方向が真っ直ぐではなくなる
  • 自分側に引き寄せてドローイングするため、ドローイングの軌道が変わる

 

ということが起こり、身体の構造上、引き手が背中側にいかなくなるため肩甲骨が締まることがなく、効率よく弓を引けません。肩甲骨を使って引けなくなる=クリッカーを切ったり伸び合いがしんどくなります。

 

自分の肩甲骨が締まる位置を知っている、かつアンカーの位置が決まっていればアンカーに向かって引いてくることはOKです。

そもそもアンカーは自分の肩甲骨が締まる位置で決めます。とりあえず引き手をアゴに付けようとして引くと、先に引き手がアンカーについてしまい、肩甲骨が全く締まっていない状態で伸びることになります




肩甲骨が締まる位置でアンカー位置を決める方法

アンカー位置は、ドローイングで肩甲骨が締まる位置まで引いたところにあるため、まずは自分の肩甲骨が締まる位置を知り、その後アンカー位置を決めていきます。

 

理由は、肩甲骨が締まらない位置でアンカーを決めると肩甲骨を使って引くことが難しくなるからです。

肩甲骨の締まる位置がわかっていればアンカー位置も決まり、アンカー位置がバラバラになることもなくなります。

自分の肩甲骨が締まる位置を知る

肩甲骨が締まる位置は次の手順で知ることができます。

1.コンパウンドを引くように逆手で弦を取りかけます。

 

2.そのままセットアップし、引き手の肘が矢筋に対して平行になる位置まで弓を引いてきます。このとき、弓を引こうとすると難しいため、弓道の引き分けのように引き手を上から下ろしながら引くとスムーズに引くことができます。

4から5の動き。

3.2の位置まで引くと、肩甲骨が締まっている感覚があるはずです。そこがあなたの肩甲骨が締まる位置です。

 

どうでしょうか?肩甲骨が締まっている感覚があったはずです。また、今まで引き手の肘が上がっていた場合であれば、引き手の肘が下がっている感覚もあります。

 

肩甲骨が締まるアンカー位置の見つけ方

前の項目で肩甲骨が締まる位置が分かりましたね。肩甲骨が締まっている位置から真っ直ぐ上に引き手を上げた位置が『肩甲骨が締まる状態でのアンカー位置』になります。

 

肩甲骨が下がっていると、自動的に引き手の肘も下がっています。

 

理由は、引き手の二の腕(以下、上腕三頭筋)と肩甲骨はつながっており、肩甲骨を締めるためには上腕三頭筋を使う必要があるからです。

世界一ゆる〜く学ぶ解剖学教室より https://anatomy-yoga.com/triceps-brachii-muscle01/

 

肩甲骨を使って引くためには引き手の肘(使う筋肉は上腕三頭筋)を背中側に回す動きが重要です。

 

アンカーに向かって引いていいのは、肩甲骨が締まる位置がわかってから。

肩甲骨が締まる位置がわかり、アンカーの位置が決まった後は、アンカーに向かって真っ直ぐにドローイングをします。

ドローイングの軌道は真っ直ぐのままです。アンカーに寄せようとドローイングすると、せっかくの適正位置が崩れてしまいます。

 

途中まではいいのにアンカーに入れようとして引き手の手首が曲がってしまい、力の方向が真っ直ぐでなくなり、伸びがキツくなります。

写真は引き手の手首が真っ直ぐで、力の方向も真っ直ぐの状態。

 

先に引き手の肘を背中側に回して肩甲骨を締めるようにしてドローイングすること。

肩甲骨を締める(背骨側に寄せる)ためには、引き手の肘を背中側に回して上げる必要があり、その動きのなかで自動的に引き手がアンカーに向かってきます。




肩甲骨を使ってドローイングするためのコツ

肩甲骨を使ってドローイングするためのコツは3つあります。

その1:引き手の肘に何かモノを挟む意識をしてドローイングする

引き手の肘に何かモノを挟む意識をしてドローイングすると、肩甲骨が使いやすくなります。イメージは、セットアップ後のドローイングで引いてくる時に引き手の肘にモノを挟む意識をします。

 

Tゲージなどをドローイングの途中で引き手の肘に挟んでもらい、フォロースルーまで落とさないように意識して射つと引き手の肘を締める感覚がわかりやすいです。

 

引き手の肘にモノを挟もうとドローイングすると上腕三頭筋筋肉が動き、背中が動きます。上腕三頭筋と肩甲骨はつながっているため、引き手の肘を背中側に回すように動かしながら締めようとすると自然と動きます。

 

力こぶの筋肉(以下、上腕二頭筋)に力を入れてドローイングすると肩の前に力が入り、肩周りの故障につながります。

引き手の肘が締まっていないと、

  • 肩甲骨が使えない
  • 取りかけなどの小手先に力が入る
  • リリースが膨らむ、リリースがキレイに抜けない

などの原因になります。

 

その2:引き手全体で引く意識をする。小手先で引こうとしない。

ドローイングの時に引き全体で引く意識をすると、取りかけなどの小手先だけで引こうとすることがなくなるため、肩甲骨を使って引くことができます。

 

基本的に取りかけは、『取りかけておくだけ』で力を入れることはありません。小手先を使ってドローイングしたり、取りかけ(指)に力が入ると、人間の身体の構造上、背中の動きが抑えられてしまい、肩甲骨を上手く使ってドローイングすることが難しくなります。

 

実際に試してみましょう。

  1. 取りかけに力を入れて引き手の肘を背中側に回すように動かしてみる 
  2. 取りかけの力を抜いて引き手の肘を背中側に回すように動かしてみる  

どうですか?おそらく1よりも2の方が背中が動きやすかったはずです。こういった人間の身体の構造があるため、肩甲骨を使って引くためには引き手全体で引く意識が大切になります。

 

イメージはクレーン車。クレーン車の荷物を吊り下げるところが取りかけです。

 

クレーン車をイメージしながら引き手全体で引く意識をすると、背中の大きな筋肉を使って引くことが出来るため、楽にドローイングができます。

 

背中の筋肉を使う=肩甲骨が動くため、楽にドローイングができるということです。

小手先で引くと取りかけに力が入り、取り掛けが滑ってきたり、リリースが跳ねる原因になります。




その3:アンカーはドローイングの後。まずは引き手の肘を背中に回す意識をする

アーチェリーの射法八節もドローイング→アンカーリングとなっているようにアンカーはドローイングの後です。

肩甲骨が締まる位置でアンカーが決まっていれば問題ありませんが、それがわからないままアンカーにつけているなら、引き切れていない状態にあります。

引き切れていないと、

  • 肩甲骨が開いている
  • 矢筋が通っていない
  • なんとなく安定せずにフラフラする

など中途半端な状態で射つことになり、肩甲骨を使って伸びることも出来なくなります。

引き手の肘が後ろまで回っている状態。

肩甲骨を使って伸びれなくなると、肩の前部分を使って引くため、肩を痛めたり、壊してしまいます。

赤い丸がついているところ(肩の前部分)

そのため、まずは肩甲骨が締まる位置を知ってその上でアンカーの位置を決めることから始めましょう。既に肩甲骨が締まる位置がわかっている場合は、引き手の肘を背中に回す意識をしてドローイングしましょう。

 

まとめ

肩甲骨を使って引くためには身体の動かし方が重要であることが理解できたと思います。

 

アーチェリーは正しい身体の使い方をマスターすれば肩甲骨を使って楽に効率よく弓を引くことができます。ぜひ今回紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。

 

試す前と後ではかなりの変化を感じられますよ。もちろん、安定させるまでは時間がかかりますが、安定してしまえば射形で悩むことが少なくなり、細かいところを修正するくらいでよくなります。

楽に弓を引けるようになると、射形に迷うことも少なくなるためもっと射つのが楽しくなりますよ。

それでは、また次回ブログで!




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