上達のコツ

【アーチェリー】当てたいならサイトを動かそう!サイト合わせのコツを解説

KEROKUMA




こんにちは、ケロクマです。

  • 練習と試合でサイトが変わる
  • サイト合わせに時間がかかる
  • 何を基準にサイトを動かせばいいのかわからない
  • 試合になると思い切ってサイトを変えるのが怖い
  • サイト合わせで前半を使ってしまった

など、思うようにサイトを合わせられず悩んでいませんか?

 

サイト合わせには、サイトを動かすタイミングとコツがあります。コツを知っているか、知らないかで正確にサイトを合わせられるかが決まります。

 

試合ではいかに早くサイトを合わせて射てるかが勝敗を分けます。試合でサイトが変わっても自信をサイトを持って変えれるようになりたいですよね。

 

そこで、今回は「サイトを動かすタイミングとサイト合わせのコツ」について解説します。

 

【今回の記事を読むメリット】

  • サイトを早く合わせられるようになる
  • サイトを正確に合わせられるようになる
  • サイト合わせで迷うことがなくなる




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練習と試合でサイトが変わるのはおかしなことじゃない

あなたは、練習と試合でサイトが変わりますか?大きく変わることはなくても小さく変わることはありますよね。

練習と試合でサイトが変わる理由は3つあります。

  • 練習と違う射形になるから
  • 点数や感覚に敏感になるから
  • 射つ場所や天気、身体の状態などが違うから

 

練習と違う射形になるから

試合になると緊張したり、なんとなくワクワクする!ということがありますよね。人によっては身体が軽すぎたりすることも。

その日の気分や身体の状態(以下、コンディション)によって射形は変わります。もちろん、射形が変わればサイトは変わりますよね。なので、練習と試合でサイトが変わっても何もおかしくありません。

 

それに、試合が進むにつれ普段のサイトに戻ってくることが多いです。

理由は、試合に慣れて普段通りの射形で射てるようになってくるから

しかし、サイトが戻ってくるのを待っていては点数を下げてしまうため、サイトを変えて対処しましょう。

 

点数や感覚に敏感になるから

試合では練習以上に点数が気になったり、感覚が敏感になりやすいです。理由は、試合で勝ちたい、点数を射ちたいなどの欲が出てきやすいからです。

 

練習は、いつものメンバーで練習しますよね。しかし、試合では普段一緒に射たない人と射つため、相手の点数が気になったりすることも。

 

そのため、いつも以上に点数や自分の感覚に敏感になり、普段通りの射形で射っているつもりでも射形が変わってしまい、結果サイトが変わります。

 

 

射つ場所や天気、身体の状態などが変わるから

試合は射つ場所や天気も変わり、練習と同じように身体が動くとは限らないです。

身体の状態が違えばサイトが変わってもおかしくありません。身体が重いときと軽いときでは弓の引きやすさも違いますよね。

そのため、サイトが練習と違っても焦ることなくサイトを変えましょう。

 

練習とサイトが変わっても焦らず対処しよう

練習と試合でサイトが変わっても大丈夫です。なぜなら普段の練習でもサイトは変わるからです。

 

例えば、練習を始めてから終わるまでずっとサイトは同じではないですよね。疲れてきたらサイトも下がってきます。練習でも当たる場所が変わってくればサイトを変えて、外れたままにしないはず。

 

それと同じで試合でも練習とサイトが違ったら迷うことなくサイトを動かしましょう。

 

試合で迷わずサイトを変えるには、普段からサイトを動かす練習をしておくことが大切。



サイトを早く合わせるコツと動かすタイミング

サイトを合わせるには動かすタイミングとコツが大切。

  • 大きく動かす
  • 矢の集まり(以下グルーピング)に対してサイトを動かす
  • サイトを動かす練習をする

 

サイトは大きく動かす

サイトを動かすときは基本的に自分が思っているよりも大きく動かします。

 

【サイトを大きく動かす3つの理由】

  • サイトを動かす回数が少なくて済むから
  • 早くサイトを合わせられるチャンスだから
  • 動かしすぎても行きすぎた分戻せばいいから

 

サイトを大きくを動かすと黄色から外れてしまうと思い、動かす幅が小さくなりがちですよね。しかし、サイトを大きく動かすことはむしろチャンスです。

 

理由はサイトを大きく変えたときに動いた幅と矢がどこに当たったかがわかるからです。

 

つまり、どれくらいサイトを動かせば黄色に入るのかがわかるため、サイトを動かす回数が少なくて済むということ。

 

【例:右の7点にあった矢を黄色に入れる場合】

  1. 右にサイトを4周まわす
  2. 結果、左の8点に飛んでいった
  3. 1で回した分の半分だけ戻す(左に2周動かす)
  4. 黄色に入った

 

例のように、大きくサイトを動かすことで反対側まで飛んでしまった場合は1で動かした半分を戻してあげればOKです。

 

もし、半分戻しても合わない場合はさらにその半分を動かし黄色に当たるようにサイトを合わせます。
ケロクマ
ケロクマ

サイトを動かす幅はあなたの弓のポンドや射っている距離によって変わります。

 

サイトを大きく動かすときの注意点

サイトを大きく動かすときに注意することがあります。

それは、サイトを変えたらどれくらい当たりが変わるのかを知っておくこと。

ケロクマ
ケロクマ

サイトを動かす基準ができるため、試合でも思い切ってサイトを動かせます。

サイトが合えばあとは自信を持って射つことができますよね。

 

サイトを小さく動かすデメリット

サイトを小さく動かすことのデメリットもお伝えしておきます。

 

サイトを小さく動かすことが悪いということではなく、早くサイトを合わせるという意味ではデメリットになるということです。

【サイトを小さく動かすデメリット】

  • サイトを合わせるのに時間がかかる
  • サイトを動かす回数が増える
  • サイトを合わせている間に試合が終わる。

など、サイト合わせに時間がかかります。

さらに、サイトが合わないため射形に迷いが出てくるなどの影響も。すると、訳がわからなくなり当たるはずのものも当たらなくなってしまいます。

 

基本的にサイトを動かしても合わない時は動かし足りないことがほとんど。そのため、自分が思っているよりも気持ち多めに動かす意識をしましょう。

 

補足:小さくサイトを動かしてもいいとき

例外で、小さくサイトを動かしていいときは主に次の3つ。

  • 10点に矢があるとき(Xまであと数cmなど)
  • 黄色に矢があるとき
  • ちゃんと射ったのに微妙に外れたとき。

これらに当てはまる時は小さく動かします。

むしろ、大きく動かせばせっかく当たっていたのを自ら外すことになるので、注意しましょう。

初心者や中級者あたりまでは基本黄色に当たっていればサイトを動かす必要はありません。

 

矢の集まり(グルーピング)に対してサイトを動かす

基本的にサイトはグルーピングに対して動かします。

矢が集まっている状態、矢の集まりのことを専門用語でグルーピングといいます。

 

前提として、グルーピングさせるためには、同じ射形で射つことが重要です。同じ射形で射っていれば矢は同じような場所に当たるため、自然と矢が集まります。

※同じ射形で射つコツを解説すると長くなるため、別記事にて解説します。

 

練習からどんな射形で射つとどこに当たるのかを知っておきましょう。

例えば、引き手で伸びる意識ができているときは黄色に当たるけど、意識を忘れると赤に外すなど。

ケロクマ
ケロクマ

試合で同じことが起きたときに迷わず冷静に対処できるようになりますよ。

 

サイトを動かすタイミングは、グルーピングが変わってきたとき

サイトを動かすタイミングは、グルーピングの位置が変わってきたときです。つまり、当たる場所が変わってきたときですね。

例えば、さっきまでは黄色に入っていたけど、左の赤に側に矢が集まってきたなどです。

 

このとき、グルーピングだけでなく射形も確認しながらサイトを動かします。射形を確認せずに動かすと、ミスに対してサイトを動かすことになるからです。

ミスショットに合わせればちゃんと射ったのに外れてしまいます。サイトを動かす前には、グルーピングだけでなく射形も一緒に確認しましょう。

 

1本1本動かすと迷いの原因になる

時々、1本ごとにサイトを動かしている人を見かけますが、よほどのことでない限り1本ずつ動かすことはオススメしません。

 

上手くいっているのかミスっているのかがわからなくなるからです。

もし、動かした1本がミスだったららミスした矢にサイトを合わせたことになり、ちゃんと射った矢は外れます。

 

ケロクマ
ケロクマ

永遠とサイトが合わず矢もまとまらないため点数が上がりません。最悪の場合、射形までがわからなくなってしまいます…。

 

サイトを動かす練習をする

試合でサイトを思い切って変えるためには、練習からサイトを動かしておくことが大切です。

理由は、練習でサイトを動かしていれば試合でも思い切ってサイトを動かせるから。

練習からサイトを動かしていると試合でも平気でサイトを変えられます。サイトを動かすのが怖いという気持ちがなくなるからですね。

また、早めにサイトを変えられると、点数が大幅に下がることを防ぎ、安定して点数を出せるようになります。

 

サイトを動かす練習をすると得られる3つのメリット

サイトを動かす練習をすると得られるメリットは、

  • サイトを変えることが怖くなくなる
  • サイトを動かす感覚が身につく
  • どれくらいサイトを動かせば当たるのかがわかる

練習でしていないことは試合ではできません。

 

練習でサイトを1メモリ、1カチ動かした時にどれくらい当たりが変わるのかを知っておくことが大切。

試合で当たりがどれくらい変わるのかを知らないままサイトを動かすのは怖いですよね。そこで、サイトを動かす練習方法を2つお伝えします。

 

練習方法1:わざとサイトを動かして合わせる練習

1つ目は、サイトを合わせたあとにわざとサイトを動かしてサイトを合わせ直す練習です。

やり方は2通りあって自分でサイトを変えるか、誰かに変えてもらうかです。いきなり誰かにサイトを変えてもらうのが怖い場合は、自分で変えて練習しましょう。

 

黄色に合わせたサイトをメモしてからサイトを変えることメモし忘れるとまたサイトを合わせることになります。

 

自分で変えるパターン
  1. 黄色に合っているサイトをメモしておく
  2. 左右上下など好きなように変える。念のため動かした幅をメモしておくといい。例:右に3周上に2メモリなど。
  3. 射ちながらサイトを合わせていく。

 

誰かに変えてもらうパターン
  1. 黄色に合っているサイトをメモしておく
  2. 上下左右、好きなように変えてもらう。
  3. 動かした幅は一切聞かずに射ちながらサイトを合わせていく。

 

どちらのパターンをとっても早くサイトを合わせることを意識して練習しましょう。

早く合わせるためには、サイトを大きく動かすこと。小さく動かし続けていると時間がかかります。何エンドでサイトを合わせるかを決めるのもオススメです。

 

どれくらいサイトを動かして黄色に当たったのかをメモしておきましょう。

 

 

練習方法2:グルーピングを作ってサイトを合わせる

2つ目の練習方法は、グルーピングを作ってサイトを合わせる方法です。

 

【やり方】

  1. 練習で6本以上射ち、矢取りに行ったときに矢がどこに集まっているのかを見る
  2. 1で見た集まりに対してサイトを動かして射つ
  3. 1〜2を繰り返す

最初は1エンドごとでグルーピングを見てサイトを変えるのがオススメ。

慣れてきたら矢取りに行くまでに変えてみたり、4本で変えてみたりして少しずつ少ない本数でサイトを合わせられるように練習しましょう。

 

補足:試合でサイトを動かすコツ

最後に試合でサイトを動かすコツをお伝えします。

  1. 1エンド(3本もしくは6本)のなかで矢がどこに集まっているかを見る
  2. 1で分かればサイトを動かし、判断が難しい場合は、次のエンドを射って判断する。
  3. 1〜2を繰り返す。

 

慣れてきたら、3本〜6本射ってグルーピングを見てサイトを変えてみましょう。

ケロクマ
ケロクマ

さらに慣れてきたら、2本や3本などでサイトを変えられるようになります。

いきなり試合で試すのは怖いと思うので、練習の点取りから試すことをオススメします。

 

 

最後に

サイトを動かすタイミングとサイト合わせのコツ解説を解説しました。

 

早くサイトを合わせられるようになると自信を持って射てるようになるため、迷いのない強いシューティングができるようになります。

 

サイトはちょっとしたことで変わってしまうため、合わせるのが難しいと感じますよね。しかし、動かす基準やコツをつかめばサクッと合わせられます。そのためには、練習からサイトを動かし、サイトを動かす感覚をつかみましょう。

 

それでは、また次回ブログで!

 

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ABOUT ME
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レッスン講師&ブログ管理人
高校でアーチェリーを始め、スポーツ推薦で大学進学。高校生の時、全国強化指定選手Aチーム選出、アンダークラスの日本代表選考会出場等への実績を持つ。大学では部の主力選手として大学王座決定戦に2度出場、個人では全日本室内で9位等の成績を収めた。大学卒業後は紆余曲折を経てCPに転向し、全日本室内で優勝。現在は選手活動を続けながらアーチェリーのレッスン講師や、ブログでアーチェリー技術の発信活動を行っている。
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