初心者育成

【アーチェリー初心者必見】フォロースルーの基本とチェックポイントをやさしく解説

KEROKUMA

こんにちは、ケロクマです。

  • フォロースルーで押し手が落ちてしまう
  • 弓を離すのが怖くて掴んでしまう
  • 弓を振るクセがついている
  • 的に向かって押し手を真っ直ぐ残す方法がわからない
  • 押し手を残す意識をしているのに落ちる

など、フォロースルーが上手くいかなくて悩んでいませんか?

フォロースルーは射形の良し悪しを判断するバロメーター。的に対して真っ直ぐ押し手を残すことができているならそれまでの射形が良いと判断できます。

しかし、押し手が緩んだり落ちたりするなどで押し手が真っ直ぐに残らない場合はフォロースルーまでの射形に原因があります。そして、フォロースルーは当たりを左右する大切な動きでもあります。

そこで今回は「フォロースルーの基本とチェックポイント」をやさしく解説します。さらに、押し手を残すコツも合わせて解説。

【今回の記事を読むメリット】

  • フォロースルーで押し手を残す方法がわかる
  • 弓を振らなくなる
  • 弓を離すのが怖くなくなる

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フォロースルー

フォロースルーとは、リリース後、的に向かってまっすぐ残像を残す動作のこと。

フォロースルーは射形の良し悪しを判断するバロメーターでもあります。そして、フォロースルーで押し手が残るかどうかで当たりも決まります。

フォロースルーの基本

フォロースルーの基本は3つ。

  • 押し手を的に向かってまっすぐ残す
  • リリース終了時の形を2〜3秒残す
  • 押し手から引き手のヒジまで一直線

フォロースルーは、すぐに弓を降ろさずリリース後の形を2〜3秒残します。すぐに弓を降ろすと押し手を的に対して真っ直ぐ残してないため当たりません。

また、フォロースルーまでの射形に悪いところがあると

  • 押し手が落ちる
  • 引き手のヒジが極端に下がる
  • 弓を振る

など良いフォロースルーが取れません。

一方、良いフォロースルーが取れるのはフォロースルーまでの射形が良いと言えます。

ここで言う良いフォロースルーとは、基本の状態ができていることを言います。

フォロースルーのチェックポイント

フォロースルーのチェックポイントは5つ。

  • 弓を持たない
  • 押し手が的に対してまっすぐ残っているか
  • 引き手のヒジが極端に下がっていないか
  • 押し手から引き手のヒジまで一直線になっているか
  • 自分から弓を回そうとしていないか

アーチェリーを始めたてのころは弓が手から離れるのが怖くて弓を掴むことが多いです。しかし、フィンガーもしくはボウストリングを付けていれば弓が落ちることはないため、離しても大丈夫です。

ケロクマ
ケロクマ

一度弓を掴むクセが付くと修正にかなり時間がかかります。なので、弓は持たない、射ったら離すクセを少しずつ付けていくことが大切。

フォロースルーで弓をつかむのは原因を知らないから。原因と解決策5つを解説

フォロースルーで弓は持たない

フォロースルーで弓を持ったり掴んでしまうと、弓の自然な飛び出しをジャマするため、当たりにも大きく影響します。弓はリリースした瞬間、前に飛び出す力がかかります。その力によって弓が前に飛び出します。

※飛び出し具合はセッティングや弓の重さなどで変わります。

フォロースルーで弓を持つ、掴んでしまう原因は大きく分けると2つ。

  • 手から弓が離れるのが怖いというメンタル的なもの
  • フィンガーストリングもしくはボウストリングの長さが合っていないこと

ボウストリングが長すぎると弓が飛び出すだけでなく、下に落ちる感覚もあるため、より怖さが増します。そのため、ボウストリングを適正な長さにします。

フィンガーストリング(親指と人差し指につけるタイプ)は指にボウストリングをつけているため、弓が自由に動きやすいです。

なので、手首に巻くタイプのボウストリングにして掴まないようにすることもできます。

手首に巻くタイプのボウストリングは、手首全体で弓の動きを受け止めるため、フィンガーストリングに比べて弓の動きを制御できます。

いわゆる手元に残りやすい状態になるということです。弓が落ちる、離すのが怖い場合は手首にかけるタイプのボウストリングがオススメです。これで慣れてきたらフィンガーストリングに変えても大丈夫でしょう。

ボウストリングを適正な長さに合わせる方法はこちら。

フォロースルーで弓をつかむのは原因を知らないから。原因と解決策5つを解説:ボウストリングの長さを調整する

弓は振らない!まっすぐ的に向かって残そう!

時々、フォロースルーで弓を振って当てている選手がいますよね。基本は真っ直ぐ的に向かって押し手を残します。

フォロースルーで弓を振っても当たっている選手を見ると、弓を振っても当たるからキレイに残す必要はないと思いがち。

しかし、フォロースルーで弓を振るということは、押し手が真っ直ぐ的に残る形になっていないということ。つまり、緩んだりして的に対して真っ直ぐに押し返せていない状態です。

そのため、当たるときはあってもたまたま当たったくらいで基本的には外れます。なので、フォロースルーでは弓を振らずに真っ直ぐ的に向かって残すようにしましょう。

フォロースルーで弓を振ると、サイドスタビが隣で射っている人に当たるなど安全面的にも良くありません。
ケロクマ
ケロクマ

過去、試合で隣の選手が振った弓がサイドスタビに当たってMを射ったことがあります。

立ち幅が狭いところで弓を振ると周りのアーチャーの迷惑にもなります。(迷惑以前に危険です)フォロースルーで弓は振らないようにしましょう。

押し手が落ちると当たらない

フォロースルーでよくあるのが押し手が的に対して真っ直ぐ残らずに落ちること。押し手が落ちると上下のミスが増えます。なぜならサイトピンが落ちるからです。

押し手は車で例えるならハンドルと同じ役割。車のハンドルを右か左のどちらかに回すと回した方向に曲がりますよね。

それと同じで、アーチェリーも押し手が残っていないと黄色から外れます。また、押し手は弓を持っている方の手でもあるためサイトピンもついています。

押し手が落ちる=サイトピンも黄色からズレるため、結果として外れる。

なので、押し手は的に対して真っ直ぐ残すようにしましょう。

最後に

今回はフォロースルーの基本とチェックポイントについて解説しました。

フォロースルーで押し手が残るか否かで当たりが大きく左右されます。初心者のうちはフォロースルーで押し手が脱力するため落ちやすいです。

しかし、ここで残すクセをつけておけば後はトレーニングでカバーできます。初心者の間に押し手を残すクセをつけておきましょう。

それでは、次回ブログで!





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ABOUT ME
KEROKUMA
KEROKUMA
レッスン講師&ブログ管理人
高校でアーチェリーを始め、スポーツ推薦で大学進学。高校生の時、全国強化指定選手Aチーム選出、アンダークラスの日本代表選考会出場等への実績を持つ。大学では部の主力選手として大学王座決定戦に2度出場、個人では全日本室内で9位等の成績を収めた。大学卒業後は紆余曲折を経てCPに転向し、全日本室内で優勝。現在は選手活動を続けながらアーチェリーのレッスン講師や、ブログでアーチェリー技術の発信活動を行っている。
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