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【アーチェリー】リリースがキレイに抜けない6つの原因と解決方法

射形



こんにちは、ケロクマです。

  • パーリリースが治らない
  • 引き手が跳ねる
  • 引き手が戻ったり、取られるようなリリースになる
  • 指先の力だけを抜いてリリースできない
  • リリースが飛ばずにアンカー位置で止まる

など、リリースが思うように抜けずに悩んでいますよね。リリースは瞬間的な動きなので、リリース自体をコントロールするのは難しいです。

 

ただ、リリースがキレイに抜けるかどうかで当たりは大きく変わります。そして、リリースを改善するには前の動きや取りかけが大きく関係しています。

 

そこで今回は「リリースがキレイに抜けない6つの原因と解決方法」を解説します。

 

【今回の記事を読むメリット】

  • 今よりも矢がグルーピングする
  • リリース時に引き手が取られなくなる
  • トップ選手のようなキレイなリリースができるようになる

 

 

リリースがキレイに抜けない6つの原因

  • 取りかけに力が入っている
  • 引き方が間違っている
  • 引き手のヒジが外側を向いている
  • 伸び続ける(引き続ける)力がない
  • 弦を離そうとしている
  • 引き手のヒジから引けてない

 

取りかけに力が入っている

取りかけに力が入っていると、

  • 引き手が跳ねる
  • パーリリース
  • 指がひっかかる

などでキレイにリリースが抜けません。取りかけの力を抜くにはセット時での取りかけ方が重要です。

 

【取りかけに力が入る3つの原因】

  • 腕引き
  • 指先に力が入り、手の甲が平らになっていない
  • 深がけもしくは浅掛けで指先に力が入りやすくなっている

 

取りかけを握ったり、弦を掛けるところが間違っていると力が入りやすくなります。

 

【リリースが跳ねたり引っかかる理由】

  • 取りかけに力が入ることで手首や指先に力が入る
  • 引き手のヒジと手首の伸びる方向がバラバラ

手首が曲がると取りかけとヒジの伸びる方向がバラバラになるため、リリース時に引き手が跳ねます。

 

  • 取りかけはかけておくだけ
  • 力を入れれば入れるほど滑ってくる
  • 引き手の肘から引く

 

引き方が間違っている

セットアップ〜アンカーまでの引き方が間違っているとリリースがキレイに抜けません。

 

【よくある間違った引き方】

  • アンカーへ引き寄せるような引き方
  • 小手先(取りかけだけなど)で引く

この引き方をすると引き手の肘が背中側まで回り切らず、肘が矢筋よりも前に出ます。

すると、取りかけと引き手の肘の伸びる方向が違うため、リリースがキレイに抜けません。

 

ヒジが前に出ていると背中側へ伸びることができないのでリリースがアンカー位置で止まります。

 

引き手のヒジが外側を向いている

先に解説した間違った引き方と似ていますが、アンカー時に引き手の肘が矢筋よりも前にあると、取りかけとヒジの伸びる方向がバラバラなのでリリースが跳ねやすいです。

ヒジが矢筋に乗らず、外側を向いている状態

 

ヒジが外側を向くのはドローイング時に取り掛けだけをアンカーにつける引き方をしているから。
ケロクマ
ケロクマ

初心者に多く、引き込むより前にアンカーに引き手をつけることが原因です。

 

伸び続ける力がない

  • 戻るようなリリース
  • 引き手が取られるリリース
  • 伸びている時に引き手のヒジが前に出てくる

 

使っている弓に対してあなたの筋力が弱い場合、リリースの瞬間に引き手が戻ったり取られるようなリリースになります。

 

弓を引き続けるだけの力がなく、知らず知らずのうちに引き手が戻ってしまうからです。

また、伸びている時に引き手のヒジが前に出てくる場合も同じです。

 

そのため、フルドローの状態で最低30秒はキープできるくらいの筋力がないと弓にコントロールされている状態なのでリリースがキレイに抜けません。

 

弦を離そうとしている

弦を離そうとすると引き手が取られやすくなり、戻るようなリリースになります。

 

【引き手が取られる3つの理由】

  • 伸びる動きと離す動作を別々で考えている
  • 弦が手から離れていくスピードに間に合わない
  • 引き手の意識が弱くなるから

 

伸びる動きと離す動作はつながっています。伸びる動きがあるから自然とリリースする動作へとつながるのです。

 

リリースは弦を離すというより、指先を軽く開くだけ。

引き手のヒジから引けてない

引き手のヒジから引けていないと腕引きになりやすく、リリースがキレイに抜けません。なぜなら、引き手の前腕(ヒジより前の部分)や手首でクリッカーを切ろうとしているから。

 

★腕引き=前腕を使って引くこと

取りかけだけをアンカーに入れる引き方をすると、ヒジが外側を向く

腕引きをすると取りかけに力が入るため、跳ねたり弾くようなリリースになります。また、伸びる時にヒジから前腕へ力が入る場所が変わっても同じことが起こります。

 

アンカーまでは引き手のヒジで引けていてもエイミングで取りかけに力が入ると腕引きしているのと同じです。

 

リリースをキレイに抜く4つのコツ

  • 取りかけのチェック
  • 引き手の二の腕から引く
  • 引き手の肘から伸びる
  • ドローイングのルートを確認する

 

取りかけのチェック

リリースをキレイに抜くには、まず取りかけをチェックします。なぜなら、リリースに一番影響があるのは取りかけだから

 

ケロクマ
ケロクマ

取りかけが出来ているか否かでリリースは大きく変わります。

 

<取りかけのチェックポイント>

  • 指の第一関節よりも少し奥に弦が掛かっているか
  • 深がけもしくは浅がけになっていないか
  • 手の甲はまっすぐになっているか
  • 親指は伸びている
  • セット時の形を崩さずアンカーにつけられている

取りかけについてより詳しくはこちら。

 

引き手の二の腕から引く

引き手の二の腕(引き手のヒジ)から引くと、リリースが自然と後ろへキレイに抜けます。

手元(取りかけや前腕)ではなく引っ張るポイントが後ろにあるから。

後ろから引くと取りかけなどに力が入りにくなるためリリースがキレイに抜けます。

取りかけは弦に”かけておくだけ”。取りかけから引こうとすれば力が入って腕引きになります。

 

補足:リリースはドローイングの延長です

リリースが跳ねる人に多いのは

  1. 引く
  2. 伸びる
  3. 離す

一連の動きがつながっていないこと。

 

アンカーまでは引き手のヒジで引けてもエイミング時に力が入る人に多いです。伸びる段階で力のポイントが引き手のヒジから手元(取りかけや前腕)に移ると動きの流れが途絶えます。

 

ドローイングからリリースまでつながっていると考えて引き手のヒジで引き続ける意識をしましょう。

 

引き手の肘から伸びる

アンカー後に取りかけや前腕に力が入ってしまう場合は引き手の肘から伸びる意識をします。

具体的には、手元(取りかけ)ではなく後ろ(ヒジ)から引っ張られている意識をすること。

ヒジから伸び続ける意識をすると、

  • 引き手の肘が矢筋よりも前に出てきづらい
  • 取りかけに力が入りにくい
  • 自然とリリースが後ろに抜ける

肘を使うと背中の大きな筋肉を使えるため、弓を引くのも楽になります。

 

ドローイングのルートを確認する

引き手のヒジが矢筋よりも前に出たり、外側を向いている場合は引き込みが出来ていない状態です。

なので、まずは後ろまで引き込む意識をします。

 

具体的には次の3つを意識します。

  1. 引き手を少し外側から引く(身体から離す)
  2. 引き手のヒジから引っ張られている意識
  3. 引き手が顔の前を通るルートで引く

 

引き手のヒジが前に出る(外側を向く)人に多いのは、内側のルート(インサイド引き)で引いていること。インサイドで引くと腕引きになりやすく、引き手のヒジが外側を向きやすいです。

 

インサイド=顔の正面に対して引く引き方

なので、少し外側(アウトサイド)から引く意識をします。

 

アウトサイド=顔の横を通る引き方

すると、インサイド引きよりも引き手のヒジが使いやすく引き込みしやすいです。

 

アウトサイドで引くときは引き手のヒジから引くことが大切。
ケロクマ
ケロクマ

引き方の改善にはセットでの引き手のポジションが大きく関係しています。詳しくはこちら。

引き手のヒジを意識すると背中の筋肉が動くため、小手先引きにならず背中の大きな筋肉を使って引き込むことができます。

 

 

ドローイングは引き手が顔の前を通ってアンカーに入るルートで引くこと。

引き手が顔の前を通っている

顔の前を通ることで引き手のヒジが自然と背中側へ回ります。なぜなら、インサイドで引くよりも背中を使いやすい引き方をしているから。その結果、引き込みもしっかり出来てヒジが矢筋上に自然と乗ります。

 

アンカー後は引き手の肘を背中側へ回し続ける意識をするとリリースがキレイに抜けます。

 

最後に

今回はリリースがキレイに抜けない原因と修正方法をお伝えしました。リリースをキレイに抜くには、引き手のヒジから引くことがポイントです。

引き手のヒジから引くことができれば背中を使えるため、リリースは自然と抜けていきます。

ぜひ今回紹介した方法を試してみてくださいね!

それでは、また次回ブログで。

 

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